Arsprout DIYキット3制御ノードは、Arsprout Pi で動作するRaspberry Piベースの環境計測・制御システム組み立てキットです。
※2023年2月出荷分よりArsproutDIYキット2からArsproutDIYキット3へモデルチェンジしました。
- 環境計測&機器制御を一台で実行可能。取付可能センサについてはこちらを参照
- 他のUECSノードと連携した自律分散制御が可能。機能についてはこちらを参照。
- DIYカスタマイズで様々な機器構成に対応
- 組立には、はんだごてやカシメ工具が不要。(ArsproutDIYキット3制御ノード制作マニュアル参照)
- 防水型1-Wire温度センサ を1本 標準付属。詳しくはこちらを参照。
- ArsproutDIYキット3からウォッチドックス基板が搭載。詳しくはこちらを参照。
外観
- スイッチ基板。リレーと対応したトグルスイッチ、LCDパネル搭載。
- メイン基板。RaspberryPi基板をUniPi基板(I/O拡張ボード)で拡張。リレー8点。
- 端子台。アクチュエータを接続する。
- 電源アダプタ
- 電源スイッチ
※制御ノードの仕様については、ArsproutDIYキット仕様書をご覧ください。
運用イメージ
- アナログセンサを取り付け環境情報を計測
- 計測した環境情報を元に、天窓、カーテン、循環扇、CO2施用機、暖房機などの機器を制御※1
- LAN内にあるPCから現在の環境情報、制御情報を確認。また制御設定を好きなタイミングで変更
- クラウド連携した場合は、クラウド上でデータを一元管理。また遠隔から制御設定変更も可能
- ArsproutDIYキット3内気象ノードとの連携も可能(内気象ノードで計測したデータを元に制御ノードで機器を制御)
※1:制御対象がリレー接点入力に対応していることが前提。実際に制御可能かどうかは、メーカーから仕様書を取り寄せての調査が必要です。なお、当社では調査に関する一切のサポートを行っておりません。制御ノードの標準仕様は無電圧接点です。(配線等を変更すると有電圧接点にも対応可能です。)
オプションセンサ
制御ノードと合わせて以下のオプションセンサをご利用ください。
※制御ノード本体単体では計測はできません。
※各センサの仕様については、ArsproutDIYキット仕様書をご覧ください。
※センサ取付方法については、ArsproutDIYキット3制御ノード制作マニュアルをご参照ください。
名称 | 外観 | 概要 |
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日射センサ | ・内気象ノード、制御ノードに1つ接続可能 ・日射強度(0~1kW/m2) ±50W ・屋外設置可能(防水仕様) ・ケーブル長 3m ・別途、延長ケーブル10m あり |
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感雨センサ | ・制御ノードに1つ接続可能 ・現在雨が降っているかどうかを計測(雨量計測ではありません) ・動作温度範囲:-10~+60℃(推奨:-10℃~+55℃) ・ケーブル長:3m ・別途、延長ケーブル10m あり ・ヒーター内蔵(電源DC15V) |
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簡易外気象センサ | ・制御ノードに1つ接続可能 ・温度、湿度、風向、風速、雨量、照度、紫外線量を計測 ・様々な風のパラメータ計測(風向・風速・瞬間風速)を行います。風速は瞬間16秒ごとの平均値、瞬間風速は16秒ごとの最大値を示します ・照度は日射量とは異なります。ご注意ください。 ・降り始めの弱い雨の検知はできません。雨が降っているかどうかを計測したい場合は、感雨センサをご利用ください。 ・ケーブル長10m |
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延長ケーブル 10m(日射、感雨センサ共通) | ・日射センサ、感雨センサのケーブルを10m延長(3芯延長) ・小型ウォルボックス内で、センサケーブルをワンタッチコネクタで延長ケーブルに接続 |
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水質センサ | ・内気象ノード、制御ノードに接続可能(詳しくはこちら参照) ・水質センサ単体でも使用可能(単体で使用する場合は、ボックス内の水質センサモニタで計測値を確認) ・EC計測範囲:0.00 - 20.00 mS/cm (±2%F.S) ・pH計測範囲:0.01 – 14.00 pH (0.05pH) ・温度計測範囲:0.1℃ - 60℃ (±0.5℃) ・水質センサケーブル長:3m |
通信機器
Arsproutクラウドをご利用になる場合はインターネット環境(通信機器)が必要です。
名称 | 外観 | 概要 |
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クラウドスタータセット | ・USBタイプの通信ドングル ・1つでノード1台をインターネット接続(ライトユーザ向け) ・詳しくは、こちら参照 |
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モバイルルータセット | ・ボックス内に、ルータとハブ(8ポート)を内蔵 ・1つで複数台のノードをインターネット接続する場合はこちらを推奨 ・詳しくは、こちら参照 |
基本機能
以下、制御ノードの基本機能です。
制御ノード(Arsprout Pi)について、詳しくはArsprout Pi ユーザーガイド基本機能編(無償機能)、Arsprout Pi ユーザーガイド標準制御編(有償機能)をご参照ください。
機能 | 説明 |
---|---|
CCM通信 | 他のUECSノードとのUECS通信子(UECS-CCM)の送受信 |
アクチュエータ制御 | 循環扇やヒーターなどのON/OFF動作をする機器を最大4系統、カーテンや天窓などの開/閉動作する機器を最大2系統制御可能 ※結線のカスタマイズにより、制御するアクチュエータの構成を変更可能(リレー8ch搭載) |
アナログ出力制御 | アナログ出力を用いて1系統を制御可能 |
環境計測機能 | 1-Wireセンサによる温度計測(1系統、増設可)、ADコンバータによるアナログセンサ(2系統)を用いた環境計測 |
ArsproutDIYキット3制御ノード付属品
- 防水型1-Wire温度センサ(10m)
電源電圧:3.0 [V] ~ 5.5 [V]
測定範囲:-55 [℃] ~ 125 [℃]
出 力:1Wireデジタルインターフェースドリフト:±0.2 [℃]
精 度:± 0.5 [℃] (-10 [℃] ~ 85 [℃])
センサ部サイズ:長さ 50 [mm] × 径 6.0 [mm]
その他 :防水タイプ
※複数センサを接続する場合は、ケーブル長合計が100m以内になるようにしてください
※標準でキットに1本付属しています。
※単体での販売は致しておりません。
ウォッチドック機能
ArsproutDIYキット3からウォッチドック基板が搭載され、クラウドからのリモート操作や、ノードのエラー状態監視と連動して、電源の再起動が可能になりました。ArsproutDIYキット2にウォッチドック機能を追加する場合は、別途ウォッチドック基板※1をご購入ください。詳しくは、ウォッチドック基板取付マニュアルをご覧ください。
※1:ArsproutDIYキット2制御ノードで、ウォッチドック基板を動作させるには電源(HDR-15-5)の電圧調整が必要となります。ご自身での電圧調整が難しい場合は、別途、電圧調整済みの電源(HDR-15-5)をご購入ください。
Arsproutクラウド
計測したデータをArsproutクラウドへUPすることでマホやタブレットから遠隔でモニタリングや制御設定が可能です。Arsproutクラウドはチャートや計算機能など豊富な機能を備え、スLINEやメールに警報も飛ばせます。是非ご検討ください。
注意点
- ご利用になる前に必ず利用規約、保障規約、仕様書をご確認ください。
- 太陽熱消毒する際はノードをハウス外へ出す(もしくは電源をOFFにする)ことを推奨します。
- 農薬散布をする際はノードを停止してノードを袋(ゴミ袋等)で覆ってください。※1
- ミスト吹き出し口の近くには設置しないでください。基盤が腐食し故障する可能性があります。※2
- 当社では設置に関する一切のサポートを承っておりません。電気工事が必要な場合は電気施工会社へご依頼ください。または、販売代理店の株式会社サカタのタネへご相談ください。
- 当社または販売代理店以外からご購入されたセンサやSDカードの動作保証は致しません。ご了承ください。
※1:起動中ノードを袋で覆うと袋内が高温になります。計測温度を元に制御ノードと連携して天窓操作などを行っている場合は、誤作動の危険がある為ノードを停止することを推奨しています。
お問合せ
ご購入の際は、販売代理店の株式会社サカタのタネのアルスプラウト特設サイト(https://www.sakataseed.co.jp/special/arsprout/) もしくは、弊社お問い合わせよりご連絡ください。